ハイフロートで超長持ち!?
さて、ヘアスプレーでバルーンの外側をコーティングすることによりバルーンが長持ちすることが分かりました。
ヘアスプレーで長持ち?その1 その2
しかし弱点もありました。
スプレーがかかってないところから空気が抜けていくことです。
複雑な構造のバルーンほどこの弱点が適用されてしまいます。
ではひねる前からスプレーしていれば良いのではないか?
ダメです。
やったことある人なら分かるかもしれませんが、ひねる時にコーティング膜がビキビキにひび割れてさらにひどいになります。
それにいちいち1本1本スプレーしていたらヘアスプレーが何本あっても足りません。
ではどうすれば良いのか?
ウルトラハイフロートというものがあります。
普通はヘリウム風船に使われます。
糊のような液体で、あらかじめゴム風船の中に入れておくことで、風船内部をコーティングしてヘリウムを外に逃がさないようにし、ヘリウム風船の浮遊時間を長く持たせます。
それをツイストバルーンの中に入れてひねればよいのではないか?
横好き風船さんのところですでに実験されております。
プードルが見事に10日以上長持ちしてました。
明らかに効果がヘアスプレー以上です。
しかし、複雑な構造のバルーンに対してはどうか?
それをキュッとバルーンで実験してみることにしました。
右が何も処置してないノーマルのウサギ、中央はハイフロートのみで処置したウサギ、左はハイフロートとスプレーの両方で処置したウサギです。
まずノーマルのウサギが脱落しました。
次にハイフロートのウサギが脱落しました。
しかしハイフロートとヘアスプレーを使用したウサギは片目はしぼんでますが、3週間たってもピンピンしておりました。
ハイフロートとヘアスプレーを併用したウサギで劣化が見られたのはしぼりひねりと目や鼻の球のような小さなパーツでした。
しかし、ノーマルウサギやスプレーウサギと劣化の仕方が違います。
ハイフロートとヘアスプレーを併用したウサギは20日経っても、まだ張りのあるしぼりひねりや目の球も残っていたということです。
もっと丁寧に作っていればさらに長持ちしていたのです。
別の例をお見せします。
この黒猫、なんと1ヶ月経過しております。
片目が少し小さくなってシニカルな表情になってはおりますが、まだまだ十分鑑賞に堪えられるでしょう。
まとめに入ります。
ハイフロートを使えばバルーンを長持ちさせることができます。
ヘアスプレーと併用すればなおのことです。
しかし、あまりにもバルーンが長く持つため、今度は作り手のスキルがそのまま結果に出てしまいます。
結び方やひねり方次第で風船に小さな傷が出来てしまいます。
ハイフロートやヘアスプレーでバルーンの表面から空気が出て行かなくなったら、今度はそういう目に見えない小さな傷から空気が逃げていくのです。
せっかく苦労して作ったバルーン。
長持ちするもしないもあなたの手にかかっています。
この章での結論
ウルトラハイフロートはその辺には売ってないのでネットで購入するのがお手軽です。
普通はヘリウム風船に入れて使うので、ヘリウムを扱うバルーンショップに売っています。
値段は…例えばバルーンショップナランハだと710mlのポンプ無しで1995円(税込)です。
そのあたりを目安にしてください。
ハイフロートに関する注意
バルーン
260S
ベーシック・アソート10色
100本入 ¥787
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